3分で解説!暗号資産(仮想通貨)取引におけるメイカーとテイカーとは?

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この記事はこんな方にオススメ

・メイカーとテイカーの違いを知りたい

・暗号資産取引にかかる手数料を少しでも抑えたい

あなたが利用している暗号資産取引所では、

「メイカー」と「テイカー」という言葉が出てきましたか?


初めて目にする人にとっては、あまりピンとこないかもしれません。

実はこの「メイカー」と「テイカー」の違いで手数料に差が出てきます

取引の回数や取引量が増えれば増えるほど、その差は膨らんでいってしまいます。


そこでこの記事では、暗号資産取引におけるメイカーとテイカーの違いについて簡単に解説していきます。

手数料を少しでも抑えたい、抑えられる出費を抑えたい。

そんなお悩みの解決の一つとなればと思います。

※暗号資産(仮想通貨)の販売所形式では関係しません。

取引所形式での取引の際の手数料に関係してきます。

Contents

メイカー(Maker)とは

暗号資産取引におけるメイカー(Maker)とは、取引板に出ていない価格での新しい注文での取引のことを指します。


新しい価格を提示して、市場に新しい売買の流れをつくる(make)意味があります。

ちょっと難しい言い方にすると、板に流動性を提供する注文、と言えます。


メリットは、手数料が安く抑えられること。

デメリットは、注文を出してもすぐに約定されるわけではないので、いつ売れるか(買えるか)が未確定ということです。なぜなら、自分で提示した価格で買ってくれる(売ってくれる)人が現れないと売買は成立しませんよね。

「売買が成立する可能性が下がるリスクをとる分、市場に新しい売買の場を提供してくれるので手数料は免除しましょう」という考え方です。


※市場に同じ価格がすでに出ている場合には、メイカーとしての注文をしてもキャンセルされたりテイカーとなったりすることがあります。

テイカー(taker)とは

暗号資産取引におけるテイカー(taker)とは、

すでに板に並んでいる注文を約定させる取引のことです。


メイカーが出している注文に約定する、とも言えます。

メイカーの逆で、市場から流動性を取る(take)という意味ですね。


メリットは、すでに注文が並んでいるためすぐに約定できること。

デメリットは、メイカーに比べて手数料が高いことです。


また、想定していた価格と違う価格で取引されることもあるので注意が必要です。

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メリット・デメリットの解説

メイカーで取引するにはどうするの?

手数料を抑えられるなら、みんなメイカーになればよくない?

もしかすると、こんな疑問が浮かんでくるかもしれません。


確かにその通りなんですが、メイカーとして取引するには条件があるんです。
それは、指値注文をすること。(成行注文はテイカーになる)


(ただし、指し値注文をしても100%メイカーになるわけではありません。)


bitbank(ビットバンク)での取引を例に見ていきましょう。

指値注文を選ぶ

「Post Only」にチェックを入れる

数量・金額を指定して「注文」する


原則として、指値注文をしてから板に並ぶまでに時間差があるため、

メイカーとテイカーが変わってしまうことがあります。


ですが、ビットバンクの場合、「Post Only」にチェックを入れることで

必ずメイカーでの注文になります。

(ただし、板に一部でも約定する反対注文がある場合はキャンセルされてしまう)

取引完了後の画面です。


この画面だと、テイカーで約定されていますね。

ちなみにこの時は、Post Onlyにチェックせずに注文・約定しました。

現在bitbankでは、メイカーで取引をした際に、マイナス手数料が設定されています。

メイカーとして注文が約定すると、逆に手数料をもらえるんですね!(-0.02%)
※一部銘柄を除く

初心者がサクッと利用したい取引所一覧はこちらから

bitbank

テイカーのメリットってないの?

じゃあテイカーにメリットがないかというとそんなことはありません。

メリットは「すぐに約定できること」と書きましたよね。


メイカーとして指値注文を出してたところで、ずっと約定されないケースがあります。


例えば、ビットコインの価格がグングン上昇して、1BTC=1000万円でも売れるかも!と思って売りに出した途端に、市場価格がガクッと落ちてしまった。結局そのまま価格は下がり続けて1BTC=100万円になっちゃった・・・なんて場合、1BTC=1000万円で買う人なんていませんよね?さっさと売れる金額で出しておけばよかったところをスケベ心を出したせいで売り時を逃す、なんてこともあります。


また、ビットコインやイーサリアムのように取引数が非常に多い暗号資産であれば良いですが、マイナーなアルトコインだと、市場価格と乖離がなくても売り手(買い手)がつかないケースもあります。


コインの性質や市場環境を見て使い分けていくことが大事ですね。

まとめ

・メイカーは手数料を抑えられる(場合によっては手数料をもらえる)

・すぐに約定させたいときはテイカーで

・メイカーは注文がすぐに約定されないことがある

いかがでしたでしょうか。


慣れるまでには経験が必要かもしれませんが、

知らずに取引を繰り返していると手数料がどんどんとかさんでいく可能性があります。


この違いを頭に入れた上で暗号資産取引に臨みましょう!

bitbank



※本サイトで掲載されている評価や感想等は、あくまでサイト運営者の主観であり、

広告主に保証されたものではありません。
※暗号資産(仮想通貨)取引は、元本を保証するものでなく、

価格変動により損失が生じるリスクがあります。

お取引される際には、取引内容をよく理解し、ご自身の判断で行ってください。

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